こんにちは、べっちです。
今回は、うつ病を克服した経験が実際に役に立った例をご紹介します。
僕は来年度から研究室に配属になるのですが、ついこの間、研究室の配属希望調査の時期があったのです。
が、これがかなり悩んだんですね。
間違いなく、ここまで深く悩んだのはうつ病の時以来でした。
自分は大学院まで行く予定なので、自分の今後の3年間を決める重大な決断だったので、
プレッシャーもわりと大きかったんですね。
僕は数ある研究室の中から、AとBの2つに絞りました。
でもその2つでどっちにしようか本当に悩んだんです。
Aは、2年生の頃から興味のあった分野を研究している研究室で、自分の興味のある業界(自動車)で今後一気に普及していくと予想されている材料の研究をしている研究室。
理論やシミュレーションより実験を重視する研究室で、手を動かして作業するのが好きな自分には向いていました。
また、その材料を使うことによって自動車のいろいろな性能向上に貢献するため、
その材料について研究することに非常に興味があったのです。
一方のBの研究室は特に興味があった分野ではないのですが、動く物には必ず起こる振動の研究をしている研究室で、未だ理論的に解明されていない非線形振動というものを理論と実験の両面から追求していくところでした。
僕は理論で難しい数式を扱うのはすごく苦手だったのですが、自動車開発において振動を深く理解していることはすごく有利だし
ためになると思ったのでBも非常に魅力的だったのです。
(難解な言葉ばかりですみません)
それ以外にも、先生の感じや研究室の雰囲気など、どれをとっても甲乙つけ難く、なかなか決められなかったのです。
本当に決められず、1週間以上死ぬほど迷ってた時、ふと気付いたのです。
「あれ?なんで俺、こんなに苦しいんだろう??」
これは何かおかしいと気付いたんです。
大学受験に失敗してうつ病になっていった時と似たような感じだなと。
「これはまずいな…なんでだろう?」
冷静に自分の今の感情を見つめ直したのです。
そこで気付いたのです。
「俺は、今自分の本当の気持ちじゃなくて何か他のものに影響されている…!」
そして、よくよく考えてみて気付いたのです。
「Bの方は自分が心から望んでいる研究室ではない」と。
そもそもBの方はその分野に純粋に興味があるわけではなかった。
しかも、自分の苦手な難しい理論を扱う研究室。
冷静に考えたら、自分に向いていないのは明らかだったのです。
でも、自動車開発に活かせるんじゃないかって考えていたから魅力的に映ってしまっていたのです。
つまり、僕は
「この研究室に入れば自動車メーカーに入るとき(そして入った後)有利になるかも」
という損得勘定みたいな考えになってしまっていたのです。
「でも賢い選択じゃない?」
そう思う方もいるかもしれません。
でも結局これは、自分が選択する時の軸が自分の希望ではなく、他の物になってしまっているということ。
こうなると、自分の望んだ選択にはならなくなってしまうのです。
そして、こういう選択を続けていくうちに、どんどん自分の本当の希望とは別の方向へ行ってしまい、
気付くと「こんなはずじゃなかった…」
となってしまうのです。
これは『あなたは大丈夫?うつ病になりやすい人の特徴』で書いています。
ということで、過去にうつ病を経験していたおかげで、自分の本当の希望を見失わずに済んだのです!
おかげで、今は純粋に材料の研究をするのが楽しみでワクワクしています。
ワクワクできているということは、やっぱり選択は正しかったということ。
もしBの方にしていたら、ワクワクなんてできなかったでしょうね。
難しい理論と向き合わなければならないプレッシャーと、
「これで自動車メーカーに入れなかったらどうしよう」という不安に駆られていたでしょう。
今ではAの研究室にして本当に良かったと思っています。
こうやって、やっぱりうつ病の経験は活きてくるんだなと感じた出来事でした。
なぜうつ病の経験が活きてくるのか、以下の記事で書いています。
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僕は大学受験に大失敗し、ひどい学歴コンプレックスからうつ病になりました。
それを1年半で完全に克服し、
今では自分が心から満足できる大学で自分の好きな研究をして
充実した日々を過ごしています。
僕はもともと、何に対しても自信がなく
ただ勉強して周りの人より良い成績を取ることだけでしか
自分を保てない人間でした。
そして、何をしていても幸せではありませんでした。
でも、うつ病を克服してからは
自分に自信を持てるようになりましたし、
日々、とても充実していて幸せです!
「精神的に強かったからうつ病を克服できたんでしょ?」
と言われることもありますが、
全くそんなことはありません。
どんな人でもうつ病は克服できるし、
誰でも幸せになれる、幸せになる権利があるんです!
以下の記事で、僕がうつ病を克服して幸せになれた過程を紹介しています!
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